2005年04月10日

3月28日のメモ

・西武鉄道、ダイエー(クラブ9)Q&A 3月28日
・米ブラックストーン連合がウィンドに買収提案、115億ユーロ−関係者
・米サンガードを1兆2100億円で買収、89年以来最大のLBO−7社
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(六)西武鉄道。

(1)これまでも何回か述べたが、西武鉄道の改革委員会の再建案は失敗に終わる可能性が高い。実質的に70%を支配する堤義昭オーナーの財産を略奪し尽くすような改革案が通るとは、私には思えないからである。
(2)堤氏はすべての罪を認めて保釈されたから、今回起訴される以上の罪に問われる心配はない。これから堤氏は冷静に自分が置かれた状況を判断できる。
(3)この間に、村上ファンドが1株1,000円でTOBをかけた。外資のゴールドマンサックスは1,600円でTOBをかけた。これに対して再建委員会の結論は堤氏のすべての財産と権利を略奪する内容で、そこには天地の差がある。
(4)再建委員会がサラリーマンの優等生であるのに対して、TOBをかける側は金銭を賭けた真剣勝負を挑んでいる。いずれが正しいかは論じるまでもない。
(5)堤義昭氏は厳父堤康次郎氏から「堤家の財産を守るために」2代目に指名された。その義務と責任を全うするための選択肢は次の3つだろう。
(6)第1は、全株式をゴールドマンに売却し、売却した資金を新たに活用する方策を探る。
(7)第2は、自らTOBをかけて、堤家以外が保有する全株式を買収し、非上場の家業として勝手放題に経営する。
(8)第3は、50%をゴールドマンに売却し、20%を保有する社外役員として、発言権を維持する。


(七)ダイエー。

(1)ダイエーは私が執拗に指摘したとおり、今期の中間決算と通期予想で、スーパー部門の営業利益と経常利益がライバルのイトーヨーカ堂とイオンを上回ることが明確になった。
(2)ダイエーの収益力には1兆円の借金に対する支払利息と自前の設備に対する償却が含まれているから、名実ともに経営力が健在であることを証明した。
(3)しかるにマスコミは終始一貫、こぞってダイエーが収益力を失い、売上高の減少が顕著で、借金の金利負担に耐えられないと報道した。金融庁もUFJの検査で、ダイエーに対する融資を不良債権と決めつけた。
(4)しかし昨年にはウォルマートがダイエー買収を表明していたから、ダイエー危機のマスコミ報道は禁じ手の「根拠なき風説の流布」であった。私は再三竹中大臣がダイエーをハードランディング政策の生け贄にして、再生機構に経営権を奪取させるための謀略だと指摘した。
(5)昨年8月中間期の借金1兆円は、6,000億円の銀行の債権放棄と1,000億円の第3者割り当て増資で、実質的に3,000億円に激減する。償却済みでタダ同然となった店舗網の一部を売却すれば、ダイエーは即座に無借金となる。金利負担と償却負担の大部分が消滅したから、誰がダイエーを経営しても、必ず儲かる会社になる。
(6)その上で再生機構はダイエー株式の3分の1を最安値で略取し、権力をふるって乗っ取ったのである。

http://www.kyas.com/club9/Q%26A/qa0328.html



米ブラックストーン連合がウィンドに買収提案、115億ユーロ−関係者

3月26日(ブルームバーグ):米投資会社ブラックストーン・グループを中心とする投資家グループが、イタリア電力最大手エネル傘下の携帯電話会社ウィンドの買収を目指していることが、関係者の話で26日分かった。買収提示額は115億ユーロ(約1兆6000億円)とみられる。

ウィンドは国内3位の携帯電話会社で、契約者数約1100万人、年商40 億ユーロ余り。関係者によると、ブラックストーンはウィンドに買収を提案している。エネルはブラックストーン以外からも買収提案を受ける可能性がある。 26日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、エジプトの通信会社オラスコム・テレコム・ホールディングのナギブ・サウィリス会長が主導する投資家グループも、ウィンドに買収案を提示したと伝えている。

関係者によると、ブラックストーン側の提示額の内訳は、約15億ユーロが現金、残りは債務引き受けとなっている。ブラックストーンの広報担当者はコメントを控えている。関係者によると、同社は、買収計画のアドバイザーとしてイタリアの投資銀行メディオバンカと契約した。

エネルのパオロ・スカロニ最高経営責任者(CEO)は先月、ウィンドを 2006年10月までに売却する計画を示している。

更新日時 : 2005/03/28 12:58 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003015&sid=ayUhyvMMRA.o&refer=jp_europe



米サンガードを1兆2100億円で買収、89年以来最大のLBO−7社

3月28日(ブルームバーグ):シルバー・レーク・パートナーズなど米企業買収専門会社7社は28日、金融業界向け情報技術の米サンガード・データ・システムズを113億ドル(約1兆2100億円)で買収することで合意した発表した。借入金をてこにした企業買収であるレバレッジド・バイアウト(LBO)としては1989年以来、最大規模となる。

7社の発表資料によれば、サンガード株式1株当たり現金36ドルが支払われる。最新の株価を14%上回る水準。買収に参加するのはこのほか、ゴールドマン・サックス・キャピタル・パートナーズ、ブラックストーン・グループ、ベーン・キャピタル、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、プロビデンス・エクイティ・パートナーズ、テキサス・パシフィック・グループ。

サンガード買収は、KKRが16年前に食品大手RJRナビスコを310億ドルで買収して以降、企業買収専門会社による買収としては最大規模となる。企業買収専門各社による昨年の買収額は合わせて1800億ドルと過去最高を更新。各社は競合を避けるため互いの協力関係を強化している。

サンガードは50カ国以上に約2万人の顧客を持つ。同社のクリストバル・コンデ最高経営責任者(CEO)ら経営陣は、身売りが第3四半期(7−9月)に完了した後も引き続き現職にとどまる。

更新日時 : 2005/03/28 19:00 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aav7dMru68lw&refer=jp_us


posted by ヒート at 16:24 | TrackBack(1) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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