2005年03月12日

【SONY】ハワード・ストリンガー



ハワード・ストリンガー








3月6日、ソニーによると、ハワード・ストリンガー副会長兼COO(写真)が会長兼グループCEOに就任する。03年10月撮影 (2005年 ロイター/Fred Prouser) (2005年03月07日 13時24分)



2005/03/08
ソニー激震/外国人会長の意味は何か

 日本企業もここまで来たか。そんな実感を強く持たせる経営者の交代だ。これからのトップ選びはどうあるべきか、企業統治の近未来が垣間見えたといってもいい。

 ソニーは七日、出井伸之会長兼グループ最高経営責任者(CEO)と安藤国威社長がそれぞれ退任し、出井氏の後任にハワード・ストリンガー副会長兼最高執行責任者(COO)が、社長には中鉢良治副社長が昇格する人事を決め、発表した。

 エレクトロニクス部門の不調やライバル勢との競争激化で低迷する業績を立て直す狙いで、六月の株主総会後の取締役会で正式に決定するが、外国人のトップ就任はソニー創業以来、初めてのことである。

 新しくCEOとなるストリンガー氏は、米CBS放送を経て、ソニーに転じた。映画や音楽などを担当する傍ら、米国法人の会長兼CEOを務め、米映画大手MGMの買収を手掛けた人物だ。

 一方、中鉢氏は、技術系出身でエレクトロニクスや製造部門を担当しており、米日の異色コンビによる新経営体制となる。

 そんな思い切ったトップ人事の裏には、業績低迷が続く中で、米ハリウッドを軸に展開する映画や音楽というソフト部門と、日本が持つ機器製造のハード技術を戦略的に融合させ、反転をめざす意図がある。

 音楽市場では、ライバルの米アップル・コンピューターに、携帯プレーヤーや音楽配信事業で先を越され、ソニーの牙城がどんどん切り崩されている。そんな危機感があるだけに、次世代DVDでは何とか競争相手より先行したいとの思いも強い。

 とはいえ、今回の経営刷新はそんな内部動機だけで決まったものではなさそうだ。ソニーは二年前、社外の経営監視を強めた「委員会等設置会社」に移行したが、それを機に、役員選考に携わる指名委員会が生まれたことも見逃せない要因だろう。

 社外取締役が過半数を占める指名委は今回、出井氏からの推薦を受けて人事案を作成した。外国人トップの誕生も、指名委の後押しがあればこそではなかったか。

 そうだとすれば、今回のソニーは、米国流の企業統治が機能して、経営体制が切り替わる国内初の事例ともいえる。

 これまで日本の大企業は、業績低迷が長引いても、なかなか経営刷新に踏み切れないことが多かった。はえぬき役員が中心を占める内輪の経営の限界かもしれない。

 だが、今や株主や社員、取引先への説明責任が強く求められる時代だ。社外に耳を傾け、経営変革をめざす。そんな時代の先駆けとしてソニーの今後に注目したい。

http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu05/0308ja31200.html



ひと:ソニーの新トップになるハワード・ストリンガーさん

 戦後日本を象徴する企業・ソニー初の外国人トップに就任する。「ソニーのブランドは20世紀の偉大な創造物の一つ。そうした伝統も維持しながら、さらに拡大を目指したい」と抱負を語る。

 米国の3大テレビネットワークの一つのCBSではプロデューサーを務めた後、報道部門や放送部門のトップも歴任した。競合相手の人気番組の看板司会者を自ら交渉して引き抜き、自社の人気番組にしてしまうなどのらつ腕ぶりを発揮。ソニー入社後も米老舗映画会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を巡る買収合戦で指揮を執った。「危機の時ほどポジティブ(積極的)な人物」との評が高い。

 今も自らを周囲の人の能力や強みを引き出す「プロデューサー」と称し、社員らが培ってきた開発・技術力をフルに生かせるコミュニケーションが必要と説く。「ソニーには成功のリソース(資源)はある。私がすべきなのはその能力、特に若い人の創造性を引き出し、花を咲かせること。コスト削減だけで成長は生まれない」と7日の会見で、熱っぽく語った。

 妻と長男、長女の4人家族で、ニューヨーク在住。今後は、日米を行き来しながら経営の先頭に立つ。会見では「新社長の中鉢(良治)さんと良好な関係を築きたい」と何度も強調。得意分野の音楽や映像などエンターテインメントと、技術畑出身の中鉢新社長の得意分野であるテクノロジーの融合を目指し、日米間の二人三脚が始まる。【上田宏明】

 【略歴】ハワード・ストリンガーさん 英国出身。CBSなどを経て97年ソニー入社。99年には放送ビジネスへの貢献を認められ、エリザベス女王から「ナイト」の称号を得る。63歳。

毎日新聞 2005年3月8日 0時27分

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050308k0000m070142000c.html



ソニー:ストリンガー氏を後任CEOに−米コンサルティング会社(抜粋)

3月7日(ブルームバーグ):

MGM買収、ソニーBMG設立の立役者

ソニーのエンタテインメント事業担当の最高業務責任者(COO)であるストリンガー副会長は昨年、独メディア最大手ベルテルスマンとの音楽制作事業の統合や、映画製作大手MGM(メトロー・ゴールドウィン・メイヤー)の買収をまとめた立役者。ベルテルスマンとは、世界2位となるソニーBMGを設立した。

同副会長と過去9年間に100回以上会談しているというドーティー氏は、特にMGM買収で投資ファンドや米ケーブルテレビ最大手コムキャストからの出資と金融機関からの融資を受け、ソニーとしてはわずか3億ドルの投資でジェームズ・ボンドの007 シリーズなどの有力作品を含む映画の権利を手に入れた手腕を高く評価。娯楽と電機のどちらの業界を見渡しても「ハワード(・ストリンガー)氏ほどエンタテインメントと技術を理解している経営幹部はいない」として、今回経営トップに就任することになり、ソニーは両方の分野に持つ資産のシナジー効果をようやく引き出せるようになるだろうとの見方を示した。

ストリンガー副会長は米3大ネットワークの一角であるCBSの放送部門の責任者などを経て、1997年に米国ソニーの社長に招へいされた。99年に本社の取締役に昇格し、2003年4月には米州地域とエンタテインメント事業を担当する執行役副会長に就任。同年6月には取締役兼執行役副会長、11月にはエンタテインメント事業担当のCOOとなった。

中鉢副社長は77年にソニー入社、8ミリビデオテープなどの商品開発に携わり、 02年4月に部品事業の責任者となった。その後、同年6月に執行役員常務、翌年6月に業務執行役員上席常務、昨年6月には執行役副社長兼電子部品および生産分野担当のCOOに昇格した。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a7hni_Ti5Ofc&refer=jp_news_index



出井会長、安藤社長退任へ ソニーCEOに米法人会長

 ソニーは7日、出井伸之会長兼グループ最高経営責任者(CEO)(67)と安藤国威社長(63)が退任し、出井氏の後任にハワード・ストリンガー副会長兼最高執行責任者(COO)(63)、社長に中鉢良治副社長(57)を昇格させる人事を固めた。同日開く取締役会で決め発表。6月の株主総会後の取締役会で正式決定する。

 ストリンガー氏は、映画や音楽などを担当、米国ソニーの会長兼CEOも務めている。ソニー創業以来、外国人のトップは初めてとなる。中鉢氏は技術系で、エレクトロニクスや製造部門を担当している。

 ソニーはエレクトロニクス部門の不調などで業績が伸び悩んでおり、ソフトとハードを連携する日米間のトップ人事で活性化を図る。出井会長はパソコン事業への貢献などから1995年に社長に就任。その後は安藤氏が社長になり、出井氏はCEOとしてソニーを率いていた。

 ■ソニーの業績 ソニーは従来強みを持つAV(音響・映像)機器に加え映画やゲーム事業などへの多角化で収益を拡大。だがAVなど主力のエレクトロニクス部門が不振に陥り、03年1−3月期には「ソニーショック」と呼ばれる大幅な純損失を計上。その後主力部門の再建を進めているが、薄型テレビなど売れ筋商品での出遅れが響き、05年3月期も営業利益を500億円下方修正するなどブランド力の低下が目立っている。


 ■ハワード・ストリンガー氏 英オックスフォード大卒。米大手テレビ局CBSから97年米国ソニー社長。98年同会長兼CEO。ソニー取締役を経て03年6月から執行役副会長。同年11月からCOO兼務。英国出身。

 ■中鉢 良治氏(ちゅうばち・りょうじ) 東北大大学院修了。77年ソニー。執行役員、執行役員常務を経て04年6月から執行役副社長。宮城県出身。


 ソニーが米国法人のハワード・ストリンガー会長を本社の会長に抜てきするとの人事について、米メディアはニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが速報するなど、高い関心を示した。

 ニューヨーク・タイムズは、外国人がトップになる日本企業は珍しいとした上で、ソニーが米国での上場や外国人役員誕生などで日本企業の国際化をリードしてきた歴史を紹介。今回の人事で「製品を売るだけでなく経営も外国の考えを組み入れて国際企業を目指す」とした創業者、故盛田昭夫元会長の目標が完成したと評価している。

 ウォールストリート・ジャーナル紙は、出井伸之会長ら現経営陣に対して、家電と映画などのソフト事業の融合による収益拡大が果たせず、デジタル携帯音楽プレーヤー分野でも米アップルの「iPod(アイポッド)」に後れを取ったことなどで、社内から不満が高まっていたと指摘した。

(共同)

(03/07 10:21)

http://www.sankei.co.jp/news/050307/kei031.htm




出井伸之とハワード・ストリンガー



ソニー、新会長にストリンガー氏内定
2005.03.07
Web posted at: 15:28 JST- CNN/REUTERS

東京――ソニーは7日、ハワード・ストリンガー副会長(63)の会長兼グループCEO(最高経営責任者)就任、中鉢良治副社長(57)の社長昇格など経営陣の刷新を正式発表した。同日午前の臨時取締役会で内定した。出井伸之会長兼グループ最高経営責任者(CEO)(67)と安藤国威社長(63)は退任する。安藤氏の後任には、中鉢良治副社長(57)がつく。英国出身のストリンガー氏は、ソニー創業以来初の外国人のトップとなる。

6月22日の株主総会の承認を経て、その後の取締役会で正式決定する。消息筋によると、出井会長退任は、デジタル家電の不振など主力部門の収益低迷などに対する引責辞任の色合いが濃いという。

英国・ウェールズ出身のストリンガー氏は、米CBSやバイアコムなどを経て、97年にソニーの米国法人社長に就任し、エンターテインメント部門のCOO(最高執行責任者)を兼務。映画や音楽などエンターテインメント産業に精通した手腕で、MGM買収などを成功させた。85年に米国市民権を取得。2000年には英王室からナイト爵の叙勲を受けている。

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200503070001.html



ソニー出井氏、「ちょっと寂しい気もする」--代表交代の会見にて
永井美智子(CNET Japan編集部)
2005/03/07 20:38

 ソニーは3月7日、同社取締役 代表執行役会長 兼 グループCEOの出井伸之氏と、取締役 代表執行役社長の安藤国威氏が6月22日付けで退任することに伴い、記者会見を開催した。同社の新代表執行役会長 兼 グループCEOにはハワード・ストリンガー氏が、新代表執行役 社長 兼 エレクトロニクスCEOには中鉢良治氏が、新代表執行役 副社長 兼グループCFOには井原勝美氏が就任することが決まっている。

 新体制への移行について出井氏は、「我々(出井氏と安藤氏)から取締役会に提案して、本日了承された」と話し、解任ではないことを強調した。しかし、2003年に発表した、2006年度までに営業利益率10%を目指すという中期経営計画「トランスフォーメーション60」の遂行完了を待たずして会長の座を降りることには「ちょっと寂しい気もする」と本音をのぞかせた。

 ストリンガー氏は1942年生まれの63歳。米CBSを経て1997年に米Sony Corporation of Americaの社長に迎え入れられた。その後、Sony of Canada会長兼CEO(現職)、米Sony Electronics会長(現職)、Sony Pictures Entertainment会長、Sony Corporation of America会長兼CEO(現職)、Sony Broadband Entertainmentプレジデント(現職)などを歴任。現在はソニーのエンタテインメントビジネスグループCOOも務めるなど、コンテンツ戦略の中枢にいる。最近では映画会社米Metro-Goldwyn-Mayer(MGM)の買収を取りまとめた実績がある。

 「大変異色な人材だが、自由闊達(かったつ)なソニーのDNAを受け継いでくれるだろう。エンターテインメントとエレクトロニクスの融合には自由奔放な雰囲気が欠かせない。(ストリンガー氏が以前いた)CBSとソニーは似ている一面があり、ソニーを束ねるにはふさわしい人物だ」(出井氏)

 中鉢氏は1947年生まれの56才で、1977年にソニーに入社した。記録媒体事業に長年携わっており、コアテクノロジー&ネットワークカンパニープレジデント、マイクロシステムズネットワークカンパニー NCプレジデントなどを歴任し、現在はマイクロシステムズネットワークカンパニー、イーエムシーエス担当COOや生産戦略本部長も務めている。出井氏は「エレクトロニクスから育った純粋なエンジニアだ。現場が一丸となるには最適な人物」と評する。

 経営においてはストリンガー氏がコンテンツ事業を、中鉢氏がエレクトロニクス事業を主に担当すると見られる。

 次期社長候補としては久夛良木健氏の名前も一部で取りざたされていたが、出井氏は「久夛良木氏と中鉢氏を比較することはできないが、中鉢氏はよく周囲の声を聞いたうえで適切な時期に適切な決断ができる人物だ。周囲の声を聞くということが、エレクトロニクス事業の若い人たちを活性化させるうえで最も必要なことだと判断した」と述べた。

http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000050156,20081130,00.htm



【ソニー役員一覧】取締役

出井 伸之
安藤 国威
真崎 晃郎
ハワード・ストリンガー
久夛良木 健
徳中 暉久
ヨーラン・リンダール
大西 昭敞
中谷 巌
岡田 明重
河野 博文
小林 陽太郎
カルロス・ゴーン

橘・フクシマ・咲江
宮内 義彦
山内 悦嗣

http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/Data/officer.html



ソニー、経営体制一新…日産ゴーン社長の影響

2005年3月7日
ソニーは、井出伸之会長兼CEOと安藤国威社長が退任するなど、経営陣を一新する役員人事を発表した。ハワード・ストリンガー副会長兼COOが会長兼CEOに、中鉢良治副社長兼COOが社長に昇格する。6月の株主総会及び総会後の取締役会で正式に就任する。

ソニーのトップに外国人が就任するのは創業以来、初めて。同社の社外取締役には、日産自動車のカルロス・ゴーン社長兼CEOが就任している。

ソニーは「委員会等設置会社」で、トップ人事を決める委員会は社外取締役が過半数を占めており、外国人トップの就任には、ゴーン社長が影響力を発揮したとの見方が広がっている。

ソニーは、主力のエレクトロニクス事業が不振で、経営が悪化していた。

《池原照雄》

http://response.jp/issue/2005/0307/article68696_1.html



ソニー:出井会長に逆風 米国流の経営陣刷新

 ソニーの経営トップに、米国ソニーの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるハワード・ストリンガー副会長が就任する。創業以来初の外国人トップを登用したことは、常に新たな経営手法を取ってきたソニーの新機軸として、国内外に衝撃を与えた。日本企業がグローバル化したことを示す象徴的トップ人事なのか。「世界を代表する経営者」と一時はもてはやされた出井伸之会長兼CEOの現体制の危機がそれほど深刻だったのか。人事の背景を探った。【野原大輔、ワシントン木村旬】

 ◇唐突な退任 社外取締役が主導か

 出井伸之会長の退陣は、ソニーが先んじて導入した社外取締役が主導した人事刷新という見方が広がっている。出井会長は7日の記者会見で、「そんなことはありません」と否定したが、「(構造改革が終わる)06年度までは現体制でいく」と繰り返し公言してきた出井会長らの退任は、あまりに唐突だった。

 ソニーは04年3月期連結決算で、売上高の3割弱の2兆円余りを米国で稼いだ。日本国内とほぼ同規模。日本語が十分に話せないトップの登場は、ソニーが米市場をより一層重視していく姿勢を明確にした。しかも、今回の人事は、社長や会長が自らの進退を決める従来の経営者の論理では通用しない「米国流の経営」が日本に浸透するきっかけになる可能性がある。

 ソニーは常に国際企業を意識し、先進的「企業統治」を目指してきた。70年にニューヨークで上場し、社外取締役設置。91年には外国人の社外取締役を登用、委員会等設置会社に03年移行した。現在の取締役16人のうち半数の8人が社外。そのメンバーもカルロス・ゴーン日産自動車社長や中谷巌・UFJ総合研究所理事長、小林陽太郎・富士ゼロックス会長など有力メンバーをそろえた。

 社外取締役から見たソニーの最大の「弱さ」は利益率の低さにあった。ゴーン社長は03年に利益率10%を目指すよう注文をつけたという。出井会長は「07年3月期の営業利益率10%」を目標に掲げたが、05年3月期の見通しはわずか1.5%にすぎなかった。米国流経営から見れば、利益率の低さは致命的だった。

 一方で、「社内にも不満が充満していた」(業界関係者)と言われる。大賀典雄名誉会長も昨秋、「ソニーのブランドはかつて一番だったのに、がっかりしている」と現在のソニーを憂慮する異例の発言をして、物議をかもすなど、出井会長への逆風は強まっていた。

 携帯ゲーム機のプレイステーション生みの親で、出井体制の「申し子」として次期社長に有力視されていた久多良木健副社長(54)が取締役から退任することは、今回の人事が出井体制の否定だったことをうかがわせている。
(略)

 ◇「大胆な行動」米国でも大きく報道

 海外で知名度の高いソニーのトップに、外国人のストリンガー副会長が起用されたことは、米国のメディアでも、驚きと期待感を持って、大きく報道された。

 7日付けのニューヨークタイムズ紙は1面で、「大半の日本企業の役員が、成果より忠誠心で地位を得てきた」と指摘。これに対し、ソニーが日本企業でいち早くニューヨーク証券取引所に上場するなど国際的経営の先駆けだったことを挙げながら、「ストリンガー氏に指揮を委ねるのは、日本企業の取りうる行動で最も大胆だ」と意外感を表明した。

 そのうえで、同紙は「創業者の故・盛田昭夫氏は『ソニーは海外で製品を売るだけでなく、国際的思考を製品や経営に盛り込む潜在力も持つ』ことを認識していた。今回の人事は、その路線を完成させる」と、経営の“門戸開放”を評価した。

 また、同日のウォールストリート・ジャーナル紙(同)も「ストリンガー氏の最大の課題は、ソニーの再生だ」と指摘。ストリンガー氏が米CBSでジャーナリストなととして実績を積んできたことを強調し、「同氏の経験が、トランジスタラジオやウォークマンという技術的な伝統が自慢のソニーにショックを与えるだろう」と、外国人トップが経営不振に陥ったソニーへの刺激剤となることに期待を示した。

◆ソニーの社外取締役(8人)◆

・中谷巌UFJ総合研究所理事長=取締役会議長

・河野博文JFEスチール専務執行役員=取締役会副議長

・岡田明重三井住友フィナンシャルグループ会長=報酬委員会議長

・小林陽太郎富士ゼロックス会長=指名委員会議長

・山内悦嗣三井住友フィナンシャルグループ取締役=監査委員会議長

・カルロス・ゴーン日産自動車社長

・橘・フクシマ・咲江コーン・フェリー・インターナショナル社長

・宮内義彦オリックス会長

毎日新聞 2005年3月8日 0時40分
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20050308k0000m020145000c.html



ソニーはふたたび「クール」になれるか (CNET News.com)
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20080903,00.htm



2000年 1月 7日

ソニー株式会社取締役ならびにソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ会長
ハワード・ストリンガー 英国の勲章ナイト章を受章


ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカは米国時間1月6日、同社会長兼CEOハワード・ストリンガーが英国ナイトの爵位を授与された旨の発表を行いました。


 この度、英国女王陛下より、弊社取締役であり米国法人ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ会長兼CEOを務めるハワード・ストリンガーに対し、ナイトの爵位が授与されることになりました。

 今回の叙勲はバッキンガム宮殿での新年叙勲リスト発表により明らかにされたもので、授与式は、女王陛下ご臨席のもと、後日バッキンガム宮殿にて行われる予定です。

 同爵位は中世の騎士道に由来し、現在では科学者から産業界、エンタテインメント等、幅広い分野における国家への功労や顕著な業績に対して与えられる栄爵で、「サー(Sir:卿)」の称号が授与されることになります。

 ストリンガーは1942年英国ウェールズ カーディフ市生まれ。オックスフォード大学で現代史修士号を取得した後米国に渡り、以来、CBS社のドキュメンタリー番組制作部門、報道部門および放送部門などメディア界において30年余の経歴を有し、1988年からは同社放送部門の社長も務めました。1997年5月ソニー・コーポレーシ ョン・オブ・アメリカ(以下、SCA)社長に就任後は、ソニー本社と連携をとりながら米国でのソニーの事業戦略、新規事業開拓、財務戦略の立案および実行を担当、あわせてソニー・エレクトロニクス、ソニー・ミュージック・エンタテイメント、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントなどソニーの米国における事業全般のコーディネーションなどにあたり、1998年12月、SCA会長兼CEOに就任しました。1985年には米国市民権を取得しています。また、1999年6月には当社取締役に就任、ソフトウェア、デジタル放送、インフォメーションテクノロジーをはじめとする急速な技術革新や事業環境の変化に対応した、ソニーグループ全体の事業方針の決定に関与するなど、情報通信社会への発展・実現に貢献しています。

http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200001/00-0107/



2005年03月07日
ソニー・グループの新たな経営体制について


 ソニーは、エレクトロニクス、エンタテインメント、テクノロジーを核としたグローバル企業としてのベースをさらに発展させることを目的に、現経営執行陣がグループ経営を新たな段階に移行させることを提案し、本日開催の弊社臨時取締役会にて、以下に記載の新経営執行体制を決議いたしましたので、ご報告いたします。なお、同体制へは、本年6月22日開催予定の弊社定時株主総会における承認を経て、正式に移行する予定です。


(1) 代表執行役 会長 兼 グループCEOにはハワード・ストリンガー(現取締役 執行役 副会長 兼 COO(エンタテインメントビジネスグループ担当)、ソニー・アメリカ会長兼CEO)が就任いたします。ストリンガーは、ニューヨーク、東京の両オフィスを拠点としながら、ソニーのグループ経営全般をグローバルに統括いたします。またエンタテインメントビジネスグループの責任者ならびにソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ会長兼CEOの職責も継続いたします。
(2) 代表執行役 社長 兼 エレクトロニクスCEOには中鉢良治(現執行役 副社長 兼COO(マイクロシステムズネットワークカンパニー、イーエムシーエス担当))が就任し、ソニー株式会社社長としての通常業務に加え、特にエレクトロニクス事業全般の総責任者として、同事業分野のさらなる強化に注力いたします。
(3) 代表執行役 副社長 兼 グループCFOには井原勝美(現執行役 副社長 兼 グループCSO&CFO)が就任し、財務関連分野を統括するとともに、ストリンガーならびに中鉢の活動を経営戦略・経営資源配分等の観点から補佐いたします。


 代表執行役 会長 兼 グループCEO出井伸之を中心とする現執行体制のもとでは、グループ内の経営資源の有効配分、グループ内における連携が促進されました。その結果、エンタテインメントビジネスの業績向上、モバイルビジネスの基盤確立、次世代半導体開発の進展、さらには金融事業の統合等の成果が生み出され、ソニーはエレクトロニクス、エンタテインメント、テクノロジーの各分野における戦略実施を通じて、グローバル企業としてさらなる発展を目指す体制が整いました。

 2005年は弊社にとって大きな転換点となりますが、この節目に当たり、この新経営体制が、オペレーションのさらなる効率化を推進し、全世界で積極的かつ戦略的に事業展開するための結束力を高めることを可能にすると考えております。

 また、新たな経営執行体制への移行に伴い、本日開催の指名委員会において本年6月22日開催予定の弊社定時株主総会に向けた社内取締役候補を以下の通り内定いたしましたので、併せてご報告いたします。

【社内取締役候補者氏名】
ハワード・ストリンガー
中鉢良治
井原勝美

 これに伴い、現在の社内取締役のうち、以下のメンバーは本年6月22日付けで退任の予定です。
【退任予定社内取締役】
出井伸之
安藤国威
真崎晃郎
久夛良木健
徳中暉久
ヨーラン・リンダール
大西昭敞

 尚、新体制への正式移行は6月22日となりますが、移行に向けての諸準備は今後速やかにスタートする予定です。

 現取締役 代表執行役 会長 兼 グループCEOの出井伸之ならびに現取締役 代表執行役 社長の安藤国威は6月22日以降、それぞれ弊社最高顧問ならびに顧問として、新経営陣を、グループ経営の観点から引き続き支援していく予定です。


【現代表執行役 会長 兼 グループCEO出井伸之コメント】
 本年6月以降、ソニー・グループの運営をストリンガーさん、中鉢さんを中心とする新しい経営チームにお願いすることとしました。この2人はソニーのすばらしい伝統を深く理解し、オープンなワークスタイルを通じて、ソニーの活力を高めるために全力を傾けてくれる人たちです。まずストリンガーさんですが、彼はソニー・グループ内外で幅広く尊敬を集め、エレクトロニクス、エンタテインメント両グループの垣根を取り払い、それらのリソースを状況の機微に応じて縦横に活用できるグローバル経営者です。ソニーの自由闊達なスピリットの良き理解者であることは申し上げるまでもありません。また中鉢さんは、テクノロジー全般について高い見識をもち、長年エレクトロニクスビジネスで着実な実行力を示してきてくれており、エンジニアから厚い信頼を寄せられています。この二人に井原さんを加えた3人の強いチームワークで、融合戦略路線の完成に向け、ソニーを大胆かつスピーディーに引っ張っていって欲しいと思います。私自身このソニーというグローバル企業をアナログからデジタルへの転換期、エレクトロニクスとエンタテインメントの文化の融合期、ブロードバンドの黎明期を含めて10年にわたり率いることができたことを大変誇りに思っています。次の体制に移行するこれからのソニーの活躍に、大いにご期待ください。

【現代表執行役 社長安藤国威コメント】
 2000年に社長就任以来5年の間に、グローバルなビジネス環境は激変しましたが、将来の成長に向けた布石は現執行体制のもとで打てたと考えています。ソニー・エリクソン(SEMC)設立によるモバイルビジネスの再活性化、生産・販売・物流体制の基盤整備等の施策が実現できました。そしてこうしたベースにたって、新しい経営チームにバトンを渡すにベストなタイミングが来た、との判断に出井さんともども到りました。後任社長となる中鉢さんは、テクノロジー、エレクトロニクスビジネス成功のカギを握るデバイス、そしてメーカーの原点であるモノ造りを深く理解している経営者であり、今後のソニーのエレクトロニクスビジネスをリードする人材として最適であると確信しています。この新しいチームのもと全社員が力をひとつにして、新しいソニーを導いていって欲しいと思います。

【ストリンガー新CEOコメント】
 中鉢さん、井原さんをはじめとする有能なグローバル経営チームとともにソニーをリードしていけることを、大変うれしく思っています。ソニーの歴史は他に類例のない大胆さ、イノベーション、リーダーシップの歴史です。今後、われわれは力を合わせ、ソニーのエンジニアリングとテクノロジーという2つの柱をコンテンツ開発の分野における圧倒的な力とうまく合体させ、コンシューマーの皆さんに最高のエレクトロニクス機器とエンタテインメントをお届けしてきたいと思っています。出井さんならびにソニー取締役各位のサポート、またすぐれた才能を持つ多くの幹部社員のみなさんには深く感謝いたします。これまでソニーの米国オペレーションを通して、カンパニーの連携により経営効率の大幅な向上が達成可能であることを証明しながら、同時に高い経営品質ならびに極めて高い利益をともに実現してきました。ソニーでは全世界的に同様の変化を達成する意欲が極めて高いと信じておりますので、われわれマネジメントとしては、是非これを実現させていく所存です。

【中鉢新社長コメント】
 ソニーが大きな転換点にさしかかっているこの時期に大役を担うこととなり、責任の大きさを痛感しております。ストリンガーさん、井原さんとともにしっかりと経営チームを組みながら、最重要課題であるエレクトロニクス事業の強化に注力してまいる所存です。ソニーの伝統的な強みであるスピード感あふれる行動力、自由闊達な企業風土のうえに、より広く深いコミュニケーション作りに努めることにより、全社一丸となって業績向上に邁進してゆきたいと考えております。ソニーのトランスフォーメーションという究極の目的に向け、ストリンガーさんをしっかり支えてまいります。

【井原新代表執行役コメント】
 ソニーでは既にカンパニー間の連携の促進、ビジネス効率の向上の両面で大きな進捗がみられますが、米国でのソニー・ビジネスの大きな成長と、それに伴うブランド力の向上は、ソニーの今後のさらなる成長に向け、大きな励みとなります。ソニー入社以来、コンシューマーエレクトロニクスのほとんどすべての領域でビジネスの運営に携わってきました経験と、海外の関係会社においてトップマネジメントを勤めた実績をもとに、ハワード、中鉢さんを補佐していきたいと思います。この3人で力をあわせ、多くのことに取り組んでまいります。

http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200503/05-014/index.html




左から安藤社長、出井会長、ストリンガー次期会長兼CEO、中鉢次期社長、井原CFO
ITmedia


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SONY新生?
Excerpt: 少し前のネタになりますが。 SONYの経営陣が一新されます。 カリスマといわれた出井会長からイギリス人のハワード・ストリンガー氏がCEOになり、その他の役職も変更されます。 多くのメディアで..
Weblog: Mno工房
Tracked: 2005-03-19 13:34

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Tracked: 2005-03-19 13:35

ソニー経営陣交替について考える1 「ソニー病」
Excerpt: (1946年1月創業者、井深 大氏起章「東京通信工業株式会社設立趣意書」) 3月7日、ソニー経営陣の突然の交替が発表されました。出井氏からからハワード ストリンガー氏に会長兼CEOが交替し、日本企..
Weblog: 大いなる夢
Tracked: 2005-03-20 09:35
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