2005年03月05日

【日本壊死】1ドル=60円で日本に200兆円が返還

日本壊死













1ドル=60円で日本に200兆円が返還−副島

副島・・・さっきも少し触れましたが、アメリカに持っていかれている□本の資金を、半分の値段でいいから返してくれると思うんです。あるいはゾロゾロと勝手に戻ってくる。これを金融論ではリパトリエーション(repatriation資金環流)といいます。

日本は大きく分けて四つの部門でアメリカに資産を預けています。

まず、@政府部門、これが外貨準備高の90兆円を含めて150兆円くらいある。それから、
A保険・銀行・証券など機関投資家と呼ばれる部門。この三つが買っている米国債が100兆円ぐらいあります。そして、Bソニーや松下などの輸出大企業部門が稼いでアメリカに置いてあるお金。最後に、C個人の大金持ちの皆さんが国外に資金を逃がしている、この個人部門のお金。この四部門の合計が400兆円で、これが国外に流れ出している日本国の資金の正味(ネット)の総額です。

これらの在外資金は、名義上は世界中のあちこちにあるのですが、結局はほとんどがドル建てで、アメリカにたまっている。世界中のいろいろな銀行のニューヨーク支店に預けられて、ニューヨーク支店勘定になっています。これをニューヨーク連邦銀行が上から管理しています。

この四部門合計400兆円の日本の資金は、大半は米国債購入残高の形でアメリカに持っていかれているわけです。日本国内には合計で正味700兆円の円資金しかないのに、外国に400兆円もあるから大したものだ、と感心してもいいのですが。

さらにつけ加えておけば、15年前のバブルの崩壊からこちら、おそらくこれ以外に合計400兆円がタダでアメリカに取られてしまっています。その残りの残高が400兆円もあるということです。毎年平均で30兆円を日本国は「安全保障代」(用心棒代)としてアメリカに貢いだのです。

なくなってしまった400兆円の方は、もう仕方ないとして、現在の在外の残高400兆円を何とか守ることを考えなければなりません。いまのところ持ち主である日本の大企業や大銀行などが倒産したとき以外は、アメリカからこの資金は返してもらえません。そのようになっています。

しかし、1ドルが60円になるなどして現在の金融システムが崩壊すれば、いくら何でも半分の200兆円くらいは返してもらえる、あるいは勝手に脱出して帰ってくるのではないか。激動期に排出されてくるだろう日本の人材と、このアメリカから帰ってくるはずの200兆円があれば、これで国内の土地を買ったりして日本は60年目の新時代を何とかゼロからの新しいスタートとして切れるんじゃないかと私は思うのです。

日本もギリギリに近い線まで追いつめられるでしょうが、これなら船井先生も先におっしゃった通りで、"アメリカに食われ続けるいまの構図"のままでいるよりも何倍もいいじゃないか、という考え方もできます。

(『日本壊死』第1章 68−70頁)


http://snsi-j.jp/boyakif/diary.cgi

posted by ヒート at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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